富士通のJIS2004対応

ログに富士通さんのアクセスが沢山(ここの割合からすると)入っていたので、何があったかと検索してみたら、

「Interstage 帳票ソリューション」を構成するなかの文字管理を扱うソフトウェア「Interstage Charset Manager」のV9で、Vista採用のJIS2004対応をした

ということだそうです。
ITproさんのニュースにも出ていました(メルマガも来てました)。
以前の日記パソコンメーカーのVista導入・JIS2004対応で既にリンク済みだったので、このせいかな?。

どう対応したのかを、あらためて富士通HPの記事で眺めたところ

  1. JIS2004の追加文字で4バイト(サロゲートペア)がシステムに流れないようにブロックする(色々、プログラムやアプリケーションに影響があるので)
  2. 従来の代替文字に置き換えてシステムへ送る

という、JIS2004の防波堤の役割が大きいと読み取れました。使われるのは仕方がないから受取るほうでの制御でした。
JIS2004対応ではなくて、JIS2004非対応のようにも思えたので(すみません)、たぶん以前はリンクだけでスルー。
でも、ITproのニュースを読むと、4バイト文字だけではなく、字形変化があった文字については、通常はJIS2004字形で表示して、ただしJIS90字形を使いたい場合は(Ajaxコンポーネントで)、ブラウザ表示する際に画像ファイル等で置き換えて・・・とあるので、JIS2004の目的を否定しているわけではないんですね。(まぁ、JIS2004サロゲートペア問題を半分迷惑と思っている関係者や団体は少なくないでしょうし、それも商売になるし)

一般ユーザーが既に疑問ももたずJIS2004を使うのを止(と)めることはできないし、JIS90の字形を使っている固有名詞もあるし、文字コード的にもあるものを根絶することはできませんから、こういう<文字管理>は過渡期として必要で、また、字形変更にそれほど意味がないシステムであれば、JIS2004部分を切り落としたままある程度の年月を動かし続けることになるんだろうなと思います。

そんなこと言ってるうちに、2バイトで十分な欧米アルファベット系の方たちも考え直して(?)UTF-16でなく、UTF-32で扱える文字数も増やして、全部4バイトでさすがにコードもかぶらない、という風に流れていくこともありえなくはないですし?。

余談です。富士通さんのHPのトップから上記の記事までリンクで行こうと思ったら、なっかなか行けませんでした。検索エンジンや、富士通サイト内検索で出たページが、最終結果(出たページ)のパンくずを参考にリンクで飛んでもなかなか出てこないのは、意図的でしょうか…。(私がしっかりページを見ていないだけ?)