Word、Excel、Powerpointに貼り込まれた画像の取り出し方

Word、Excel等の文書ファイルに貼り込まれた画像やテキストを、Webやブログや、時によって他の文書に転用したい、DTPなどの印刷に使いたい場合、どう作業されているでしょうか?

その文書を開いて、使いたい画像を選択してコピーして、新しい文書や、PaintやFireworkやPhotoshopなどの画像ソフトの新規文書に貼り込む方法が多いかもしれません。

実際は、その文書に貼り込んである画像は、レイアウト上サイズ変更されていたり、トリミングされていたりするので、丁寧に作業をするなら画像の上でダブルクリックして画像のプロパティを開いて、縦横比を揃え、サイズを元のサイズにして…ということが必要です。

しかし、数が少ないならともかく、ページ数のあるもの、画像をふんだんに使っているもので上記の作業はやっていられません。

簡単な方法をあげます。

「ファイルをWebページとして保存」

ファイルを開き、メニュー>ファイル>Webページとして保存、を選択します。
「名前をつけて保存」ウィンドウが開きます。
適当な保存先フォルダを指定します。
「ファイル名」はそのままでもかまいません(自分が判りさえすれば)。
「ファイルの種類」は「Webページ(*.htm; *.html)」を選んで、「保存」をクリックします。

「ファイル名.htm(html)」ファイルと、「ファイル名.files」というフォルダができます。

「ファイル名.files」フォルダの中に画像等が書き出されている

元の文書で使われていた画像類と、関係ファイルが「ファイル名.files」フォルダの中に、連番でjpg、gif、wmfなどの形式で書き出されています。

この中から、必要なものだけを流用します。

注意することは、同じ画像が、元のサイズと、リサイズされたものと大体2つずつ書き出されていることが多いので、プレビュー画面や詳細表示でファイルサイズを確認し、なるべく大きい方から転用/加工をしましょう。

テキストはHTML化する前の文書から取り出す

「ファイル名.htm」や、「ファイル名.files」の中にも、テキストが書き出されていますが、これらには文字サイズや色や行間など、流用するのに必要のない属性が含まれていることがあります。

同じ属性で使うのでなければ、テキストを取り出す際は、元のファイルを開いて、ファイルメニュー>「名前をつけて保存」>ファイルの種類「書式なし(*.txt)」を選びます。
ここで出来上がった「ファイル名.txt」を流用します。